2008年5月30日金曜日

さみしい。

マックスさん&ロバートさんが帰ってしまった。マックスさんはロンドンに、ロバートさんはドイツに。はっきり言って超さみしい。胸にぽっかりと穴が空いたよう。

ロバートが「オニツカの靴(ヨーロッパで買うと高い)が欲しくって渋谷の靴やさん4軒くらい回ったけどサイズがなくって買えなかった。もう試合終了」と言っていて、「あきらめたらそこで試合終了って言葉が日本にはある!もっと探してみよう!」とかけずりまわったもののサッカーショップとか登山グッズしか見当たらず、やはり試合終了か…と諦めかけたところで入ったパルコパート3。フロアガイドを見たら、オニツカのショップがあるじゃないですか!そしてちゃんとサイズもあった!安西先生のおかげだ。よかったなあ。と喜んで、待っているマックスの所に戻ったら、「オニツカなんてつまらん」とズバっと一言…… ほんとに正反対な二人だと感心した。

二人とも才能にあふれ、なおかつ優しくユーモアがあるミラクルな人柄で、一緒にいてものすごく楽しかった。短い間だったけど忘れられない思い出。来年また日本に戻ってきてくれるのをたのしみにしています。

Economy Wolf: Theme For Yellow Kudra(マックスさん作品)

Zero 7 - Futures(ロバートさん作品)

2008年5月28日水曜日

串揚げ はん亭



このまえ根津駅そばの、重要文化財の古い日本家屋を改造してつくった串揚げ屋「はん亭」にいってきた。いいよね!古いたてものって。
こちらのサービスはコース形式?で、席につくと最初のセット:串揚げ6種、お通し2品、生野菜が来る。あとはお好みで串を追加するというわけです。

お通しが枝豆のムースですごくおいしかった。串揚げはやなかしょうがとか、ゆずみその生麩とか、ロハスなかんじでとてもおいしい。生野菜も野菜の味がするし。コストパフォーマンスは悪めだと思いますが、店内の雰囲気はとてもよいです。あと、店員さんがふつーこういうとこっておばちゃんとかだと思うんだが、ここは学生バイトなのでぶっきらぼうにあつかわれます。でも、夏とか浴衣で行ったら最高だとおもうよ!

カフェってやつは

今日はマックスさん&ロバートさんと映像プロダクション、WOWにお邪魔してスクリーニング大会を行いました。WOWはレベルの高いコマーシャル・ワークに加えて自主制作的なクリエイティブ・ワークを行ってるのですが、これがまたミラノサローネとかで9メートルのスクリーンに投影した「TOKYO WONDER」とか、壁に穴をあけてインタラクティブに映像を流す「DECOBOCO」とか、立体で見てもムービーだけ見ても素晴らしい!!日本で展示があったら絶対見たい。

その後彼らの日本最後の日ということでお土産のオサレてぬぐいなどを購入。宇田川町にある「宇○○カフェ」で休憩したらスゲー不味くてびっくり。全力でおすすめしません。

2008年5月26日月曜日

できればしたくないことリスト

生きていくうえで、できればしたくないことをリストアップしてみました。

・取り越し苦労
・嫁姑問題
・三十過ぎて片思い
・財産争い
・電車で喧嘩の仲裁
・気がついたら火のついたベッドに寝ている
・花嫁がエイリアン
・美人局
・賽の河原で積んだ石を延々くずされる
・親友に誘われるねずみ講を断って悲しい気持ちになる

ナドナド

2008年5月25日日曜日

バウハウス・デッサウ展


今もデザインやアートに多大な影響を与え続ける偉大な教育機関、BAUHAUS(バウハウス)。そのバウハウスの活動を通して作られた260点のプロダクトと資料が集結する展覧会「バウハウス・デッサウ展」にいってきたよ!やっぱり点数が多くて圧巻だったよ!

こういうのに行くと「これいいな」と思った作品の作者がかぶっていて、それからファンになることが多い。今回はラスロ・モホイ・ナジさん、グレーテ・ライヒャルトさん、ヘルベルト・バイヤーさんの作品が気に入った。特にラスロ・モホイ・ナジさんは構成の力がすさまじく、印刷物のレイアウト、写真、立体物、なにやってもスゴイ。構成力って大事ですね。

それにしても食器、家具、印刷物、建築すべてが洗練されまくってて、バウハウスってすごかったんだな~と改めて実感。ドイツの人は80年も前からこんなモダンなものつくってんのかと思って少々絶望したけど、日本には日本のいいとこがあるもんね!

彼らの活動の目的は”産業革命で大量生産された製品が行きわたった結果、美しくないものが生活に入り込んでいる。それはよろしくない、職人の仕事のようにクオリティの高い製品を使い(最終的にはそれらで作り上げられた家で)、豊かな生活をするべき。”というもの。

しかしグローバリゼーションが進んで人々の生活はさらに悪い方面に画一化し、温暖化とかでそれどころじゃない2008年からするといくぶんユートピア的&ブルジョワ的でな考えではあるけれど、そんな世界ができたらいいねえ。デッサウのこの校舎、しぬまでに一度はいってみたい。

2008年5月22日木曜日

mushroom lounge "mado"


会社の前に、突然現れたこのナゾの看板…あやしいあやしすぎる。毒きのこをたべてしまっても笑ってすまされてしまいそうだ…

ということで気になるのでヒッサといってきた。そしたら、あらら!ステキなお店じゃないの。mushroom lounge "mado"というお店らしい。店のテーブルには森山大道の「新宿」が置いてあった。マスターさん、写真好きのようです。

ちなみに店内の写真とるの忘れたので、料理の写真しかないです。サラダにはマッシュルームが生でごろごろ入ってて、きのこ好きは昇天。おいしいですよ。
食後のコーヒーにきのこの山がついてきたとこもステキ。

手作り感あふれる雰囲気&味良い&店員さん感じ良い&お手頃価格と4拍子そろっているので、今後ちょくちょく通ってしまいそうです。

2008年5月21日水曜日

レイブいってくる


6/7,8、タイコクラブにいってきます。
タイコクラブとは中高生が和太鼓を叩く部活動…ではなく、長野県木祖村のこだまの森にて開催される野外ダンスミュージックフェスティバルです。ライブするのはrei harakami、Ulrich Schnaussなど。DJはWagon Christ,PlugのLuke Vibert先生 、8-bit musicのダークホースJames Holden、トライバル大本命Osunlade!滑り台に乗ってテクノ音楽を楽しめるステキなイベント。誰か行く人おらんかねー?

2008年5月19日月曜日

αがσである理由を証明せよ。

何かを好きと思う気持ちって超主観的なので、判断とか計りようがないじゃないですか。「お前がそれを好きだという証拠を見せろ!」って言われたら一番いい方法ってなんでしょうね。

押尾学くらいの精神性を持つ中学生とかが「俺、超ロック好き!」「何言ってんだよ!お前より俺のほうがずっとロックを愛してるよ!!」「お前のロックへの思いなんかたかが知れてるだろ!俺の方が(以下略)」という喧嘩になったとき、どうやってどちらの方が思い入れが強いか証明するんでしょう。

一日これくらいロックンロールのことを考えている、というグラフを作るとか?書いたファンレターの数で競うとか?何通メールを書くかとか?一週間に何通以上だったら愛で、何通以下なら愛じゃないとか?電話だったら愛で、スカイプだったら愛じゃないとか?

大人だったらその対象のためにこれだけ時間を犠牲にしてる、というのが証明になったりするのだろうか。カート・コバーンの似顔絵を描くのに5年費やしたりして、その時間が長いほうが勝ちとか。

胸を切り開いて、赤いハート型のキラキラするものが入ってたら好きってことで、入ってないなら好きじゃないとか。形にして見ないと、人間ってわからないものですよね。

2008年5月18日日曜日

京成最高

京成某駅にて念願の居酒屋ツアーをしてきました。旅の案内人はスイートサウンズ村カワ氏。かねてから「ものすごくおいしいのにお手頃価格の店が軒を連ねるパラダイスがある」と聞いていたので、遂に聖地に着いた、みたいな心地。駅を降りるとあるわあるわ、串揚げとかたちのみとか、あまり規模の大きくない駅なのにすごい!

お味はどうかというと、一皿350円という激安の家族経営の餃子やさんの焼き餃子がとってもクリスピーで素晴らしく、次に行った店のぬた?っていうのも手作りなんだけどフレッシュでおいしかった。こういうのあったら白木屋とかほんといらないよね。なんか、下町の人って外食に関する意識が違う感じがする。家族連れで居酒屋とかに行ったり。スペインのサンセバスチアンのバル密集地で子供と大人が連れ立ってふらりといっぱい引っかけてたのを思い出した。

2008年5月16日金曜日

申し訳ないと

村カワくん&レオナくん&とりっこくんのバンド「SWEETSOUNDS(さくら水産ズじゃないよ!)」の晴れ舞台を見届けるため、三宿WEBで行われた「申し訳ないと」に行ってきましたよ。スイサンズのライブは超盛り上がり、見届けたかいがありました。

申し訳とは「そもそもハウスDJだったミッツィー申し訳の奔放なミックス・センスに端を発し、宇多丸(RHYMESTER)や掟ポルシェ(ロマンポルシェ。)といったDJ陣を擁して、日本語曲オンリーのクラブ・イヴェントとして存在感を放つ」というイベント。

果たして自分は対応できるんだろうか…と不安でしたが、うたまるさんのDJがすごく上手で、JPOPしかかかっていないハズなのにディスコでハウスで超かっこよかった。
でもあれですよ。夜のクラブとか行ったら、知りあいの知り合いとかと「どちらにお住いですか?」みたいな世間話とかするじゃないですか。だが、申し訳ではそんな軟派な行為は行われていなかった。ちょっとさみしくなったが、これがハードボイルドな集まりというやつなのだな~。
出社前にデニる。朝ごはんって幸せな気持ちになるよね。

2008年5月15日木曜日

ちょっと奥さん、聞きましたー?

ハリセンボンという女性のお笑い芸人さんがいて、彼女に恋人が出来たとマスコミで騒がれていた。「おめでとうございます」と心の中で唱えていたのですが、そのお相手って無気力文学の金字塔「去年ルノアールで」や「バカはサイレンで泣く」のせきしろ氏なんですって…!衝撃!せきしろ氏がイチロー似というのも衝撃!てっきり虎のセーターを着て金のネックレスと巨人の帽子でルノワールにいらっしゃるものかと思っていたので…

日常洋画劇場

きょうはすっとんきょちゃんに連れられて、千駄ヶ谷にあるヒマナイヌの日常洋画劇場100回記念謝恩会にいってきましたよ。どんなにマニアックな映画のことを言っても必ず誰かが拾い上げてくれる稀有な会でおもしろかった!ホスト役のカワイさんの仕切りぶりもさすが。俺も人と人を繋げるパーティマスターになりたい~。
光るいのぞうさん

2008年5月13日火曜日

伝説、集う

昨日東京都写真美術館の森山大道展内覧会にて、ご本人のギャラリーツアーに参加。もう40年も写真撮ってるなんて思えないくらい、今の写真もギラギラしてて超かっこいい。
んで、ツアーが終わって会場を眺めていると、向こうから赤い帽子をかぶったおじいちゃんがひょこひょこ歩いてくるじゃないですか。
なななな中平卓馬だーーーーーーーー!!!!!!森山さんに「すごいね~!」なんて言ってる!まさかこの組み合わせが目の前で見れるなんて…。昔、葉山の喫茶店でけんけんがくがくと写真論を語っていた二人ももういいお年。日本の写真界の歴史が今、おれの目の前に!!!と感動していたらその向こうからアラーキーがやって来た。東京ってすごいところですね…。

ちなみに中平さんはむかしヒッサと個展を見に行ったら会場にいて、「これね、横浜の池!」なんて気さくに説明してくれたんだった・・当時のブログを探したけどみつからぬー。

2008年5月12日月曜日

90歳がロックを歌うYoung at heart


人生で「あの写真とっときゃよかったー!」って後悔する瞬間ってあると思うんですけど。私の場合はロンドンの2階建てバスから見た、「シルバーエクストリームスポーツ団」のツアーバス。座席の後ろの窓に「我々はスケボーとエクストリームスポーツを楽しむ老人集団チームです」っていう看板を掲げて道を走ってた。その看板、いまでも写真とっときゃよかったってたまに思い出すんですよね。

で、この映像は町山智浩さんがストリームで話してた、90歳オーバーのロックンロール合唱団「Young at heart」。もともとフランク・シナトラとか歌ってた老人合唱団が、「知らない曲を歌ってみたいのう」っていってロックを歌いはじめたんですって。しかもソニック・ユースとかラモーンズとかパンクなやつまで。で、ヨーロッパとかで人気でちゃってツアーとかしてるんだけどトシがトシだけに途中で天に召されるメンバーなんかもいて、デュエットがソロになったりするらしいw 町山さんは「プライベート・ライアンみたいに友達が死んでいく」ってうまいこと言ってました。

'Fix You' by Coldplayは「きみがベストを尽くしてもダメだったとき、取り返しのつかないことをしたとき、光が導いてくれる、僕が君を直してあげる」っていう曲なんだけど、デュエットの相棒に先立たれたFred Knittleさんが歌うと天国に導かれる歌にしか聞こえない・・・。途中で入るシュコーって音は人工呼吸器の音らしい。老人が歌うロックってものすごく説得力ありますよ。BBCが彼らのドキュメンタリーを作ったそうで、アメリカではFOX SEARCHLIGHTで配給されるそう。日本でも見れるかな〜。

高円寺・チョップスティックス

写真は高円寺のベトナム料理やさん「チョップスティックス」。東京にきたとだ先生と酌み交わした。ベトナム焼酎がすんごいおいしかった。なかでもルア・モイていうのが一番衝撃的においしかった。うるち米から造られるベトナムの人気蒸留酒だそう。においはアイスモナカの皮のにおいみたいな香ばしい甘いかおり。でも45度もあるから、油断して飲むとたおれるよ~
ネップ・カムは紹興酒みたいなお味。ここの店のフォーはニャンと生麺なので、もっちりしてるのがフシギ。そして名物のバインセオは、ココナッツ風味のもやし入り卵焼き。すっごく香ばしくておいしい。店構えも屋台風。気取らずおいしいものたべたいときにぜひー。
週末、のうがスポンジ状になって、何も考えられなくなった!でも寝たら治った。今日は森山大道の写真展にいった。ハワイの新作、めちゃくちゃよいです!

2008年5月10日土曜日

マックスさん&ロバートさん絶賛来日中

ドイツ&UKの映像作家、マックス・ハトラーさんとロバート・ザイデルさんがただいま5週間の日本縦断ツアー中!そして今BEAMS Tにてマックスさんのアニメーション「Collision」のTシャツが売ってます。カワイイ!写真はマックスさんと初対面のTシャツ。

マックスさんとロバートさんの作品はWEBでも見れるんですけど、実際でっかいスクリーンで見るとハンパないクオリティに腰が抜ける。マックスさんのエコノミー・ウルフのMVのおかしさとかロバートさんのzero7のMV「futures」の気絶しそうな美しさとか、ぜひ実際に体験してみてください!

うーん

世の中に、取り返しのつかないことってあるだろうか?
あるかな?あるのかな?どうなの?誰か教えて!!

2008年5月9日金曜日

GW総括

私がGWに何をしていたか?という話ですが、仙台に帰省しいつもの仙台トラッシュメンバーとアルコールの入った飲み物を飲んでカラオケでお正月のブリトニー・ダンスに引き続いてマドンナの爆音チューンやパフュームで歌って踊ったり毎回爆睡したことしか記憶にありません。そういえばトラッシュ会で初めて噂のしなちゃんに会ったぞ!そしてサエキックさんにも仙台で初めて会った。先週またアルコール入り飲料を飲んで爆睡させていただいたムラカワくんとも仙台で会った。マリさんに1年越しで服を返すことができた。あと若王子プレゼンツだけあって、「魚たつ」っていう店なのに肉しか出てこなかった。たけやんの高田純次ばりのテキトークに磨きがかかっていた。けんさんは素晴しいデトロイトテクノトラックを作るのにURを知らなかった。若王子は友達が面白い美人ばっかりで、これでは高望みになってしまうと切に思った。あと、ナイス橋本のライブにも仙台で行った!これまた不思議な感じ。隣の女子校生に負けないくらい歌って踊って来た。大人のモチベーションも上げてくれる、元気が出るライブだった。すごくよかった。今回のおばあちゃんの名言は「10歳下のいとこに彼氏ができた。お前は10年も長く生きているのに負けてるじゃないか!」というものだった。おばあちゃん!そういうものじゃないんだよ!

2008年5月2日金曜日

ドラクロワさん、また盗作の被害に

Coldplayのニューアルバム「Viva La Vida Or Death & All His Friends」のジャケットがドラクロワの「民衆を導く自由の女神」です。速効ドラゴンアッシュの「Viva La Revolution 」が思い出されます。こうしてみるとドラゴンアッシュのほうの絵、ものすごく下手ですね。

ニャン太

ニャン太はヒッサのおうちでハワイにいったご主人のお留守番をしている猫。野良猫だったところをご主人に拾われて、今では立派な家猫。かつて野良だったとは思えないほどの気品と落ち付きをもっている。ちょっと老けて見えるけど、実は1歳。その体に触るとやっぱり若いんだということがわかる。ニャン太はどこを見ているんだろう。

我々は鯵を焼いて食べた。普通の猫なら、魚が焼けるにおいに飛んでくるんじゃないかと思ったのだけど、ニャン太はキャットフードにしか興味がないみたい。もし東京に大地震が起こってご主人様がキャットフードをくれなくなったら、ニャン太はどうするのかな。おなかが空いて倒れそうになるまでずっと待っているのかな。でも突然DNAに刻まれているニャン太の野生がはじけて、鳩を捕まえたりするのかも。その瞬間、「オレ、生きてる!」みたいに感じたりするのかな。