わたしはいつもおなじ公園のおなじコースをぐるぐる走って(いや、かなり歩いて)おりますが、いつも同じところを走って飽きないのかと言われると全く飽きない。
なぜなら公園の木や空は一度として同じ顔を見せないから。いつもそこにある木も道もある瞬間にがらりと姿を変え、この景色にはこんな顔もあったのかと新鮮な驚きをくれる。先日は夜に浮かび上がる街灯の上を枯れ葉が舞って、雪が舞うのを見ているような荘厳な気持ちになった。
きっと愛し合う夫婦やカップルというのもこんなかんじで、会うたび相手に新しい発見や感動をしているんじゃないだろうか(知らないけど)。独身が長いとこんなことばかり考えてしまうのは暇だからだろう。考察しているだけでは何の意味もない。枯れ葉を見つめながら不毛きわまりないことばかり考える虚しい人生が今年も暮れてゆく。
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