2010年1月28日木曜日
ポン・ジュノ 映画「母なる証明」
韓国、いや世界の映画界が待ちわびたポン・ジュノ監督の映画「母なる証明」を見た。ポン・ジュノは「グエムル」と「TOKYO!」しか見てないけど、まったく無駄なところのない奇怪なモンスターという感じ。
わたしも信号が半径10キロぐらいないようなド田舎で生まれ育ったので、こういう町の人が全員知り合いみたいな息の詰まる感じはわかる。そしてわたくしの家族は勿体無いほど愛情深く、このような出来損ないの娘にもたいへん優しくしてくれる。なぜ無償の愛を注ぐのか?理由はただ一つ、「家族だから」。というか理由なんかなくって、ただそこにいるから愛するのである。
「母なる証明」に出てくる母親も、理由なく息子を愛する。無償の愛、というと美しいものだと思ってしまいがちだ。だが、ポン・ジュノは、"無償の愛"なるものが実は"根拠がない理不尽で不条理なもの"であることを暴いてしまった!ポン・ジュノおそるべし!
2010年1月24日日曜日
応援してあげるガールズ
応援してあげるガールズは何が"応援"になるのかも考えずテキトーに言っていることがほとんどなので、実際に"応援"が欲しい場に連れて行っても効果が上がることはまず期待できない。むしろパフォーマンスが下がる場合が多い。いっつも思うんだ、"応援"って何なんだろうなあって。
そんなことをぼんやり考えているうち、友人から「超応援したい!けどジャマにならないように、暖かく見守るよ」というメールが来て、心の底から感動した。なんという奥ゆかしさ、そして心強さだろうか。こんなことを言う人にならどんなに騙されてもいい。一般に女の友情は儚いなどと言われますが、そんなこともないです。
2010年1月19日火曜日
2009年年末を振り返る その2
2009年年末を振り返る その1
2009年の忘年会シーズンには
下北沢のうさやで忘年会の予約をしていたのだが、当日行くと「すみません急な予約が入って上の席が埋まってしまって・・」と下に通される。ずっと予約してたのに!プンプンと怒っていたら、竹中直人とかたまきひろしとか上野樹里とか秋吉久美子が座敷に入って行って、セレブには勝てないと思った。
うさやの鍋
その後代官山でマッシュコミックスの忘年会。5人のDJのうちせいしくん、あつしくん、おのさん、大度さんの4人が知り合いという驚愕のイベントであった。
敬愛するCBCNET忘年会でHATOSバーに初めて行く。「ビールがおいしすぎて入ったお客が全員足腰立たなくなる恐怖のバー」というふれこみはだてではなかった。志賀高原ビール、どれ飲んでも超おいしい。
HATOSはこんなとこ。このあと駒沢大学のストリッパーズに移動。鍋をいただきあめちゃん(犬)のかわいさに気絶
クリスマスには代官山の城みたいな豪邸で、美しいりえこさんお手製のチキンローストを頂く
おみやで持って行った餅だるま、むちむちしてておいしかった
ヨシゾさんかっこいー!
モンゴル忘年会はとにかくたのしすぎた。
モンゴル衣装を選んで着れるのです。国王っぽくなる人や異国の使者っぽくなる人、スーツのままなのでどう見てもいたいけな国民をだましに来たジャパンマネー野郎など、バラエティにトンでおもしろかった。
40人くらいでモンゴルりました。たのしすぎた!!
チームラボ忘年会にてpixiv片桐さんの超肉食エピソードを聞いたり、クラブでこたつに入ってインターネットして抜けられなくなったり
あれ?まりーこまでおこたの魔力に!この時うっかりログインしたままmacを放置していたらあっさりアカウントハッキングされてびびったw
あなたを愛してしまいそうで怖い
海の向こうで、Googleのスマートフォン「Nexus One」が発売された。実物もなにも見られないのでわからないけど、Techcrunchも「多くの面ではっきりとiPhoneを上回っている」と言っているくらいだし、GoogleのことなのできっとiPhone以上のインターネット体験ができるに違いない。
とちょっと考えた瞬間、手元のiPhoneがほんの少し色あせて見えた。ほんとうに、一瞬、色あせて見えたのである。ああ人間とはなんて勝手な生き物なんだろう。我ながら背中に戦慄が走った。そんなに新しいものがありがたいか?あんなに夢中だったのに、nexusが来たら私はあっさり乗り換えるのだろうか?それとも不便さを補って余りあるアプリをサードパーティの誰かが出したらわたしはiPhoneを使い続けるのだろうか?
・・ただ一つ確かなことは、未来のことはわからないのだから、こんなこと考えるだけ時間の無駄だということだ。今年もよろしくお願い致します。
2010年1月12日火曜日
エリック・ロメール死去
フランスの映画監督、エリック・ロメールが死んだ。優しい映画を撮る人だった。享年89歳。トリュフォーを知った時にはもうこの世にいなかったし、これまで映画作家が亡くなってリアルに衝撃を受けた経験がほとんどないのだけど、ロメールが死んだのはほんとうにショックだ。
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