2011年6月19日日曜日

あの世田谷バーガーが満を持して登場


っていうメールがグルーポンから来た。「あの」って言われても知らないなあ。と思ってぐぐると、等々力にあるカフェのメニューだそうだ。世田谷のハンバーガーといえば、駒沢大学フェローズ(閉店)、AS CLASSICS DINER、三軒茶屋ベイカーバウンスなどがあるけど世田谷バーガーはほとんど知られていない(と思う)。でもこういうふうに見せられると、「超人気の名店なんだろうなあ」ってなるよね。ぐぐって食べログとかの評価を見ると、そんなに知られてない素朴な地元のカフェのふつうのメニューだとわかる。それはインターネット以前のマスコミがやっていたことだ。いまはもうその手に乗る人は誰もいない。

日本のグルーポンを見るたびに思うのは、相変わらず知名度がないお店の大バーゲンばかりだということ。ネット情報強者向けのビジネスなのにこの段階に来ても果たして顧客にとって魅力的な素材が提供できているのだろうか。自分が行くレストランの情報をネットで調べるような情報強者はオタクな上に忙しいので、店舗を徹底的に比較し、「行く価値のある」店を選ぶ。1000円の名もないカフェよりも、5000円払っても語る価値のある食事をしたがる。彼らには時間がないうえに、レストランの選択肢はインターネット上で無限にある。

もしくは、わたしはグルーポンのターゲットを見誤っているのかもしれない。ターゲットは、都会に住む好奇心あふれる人々ではなく、ホットペッパーで2000円の美容院を探して行く層なのかもしれない。それで商売が回っているのなら良いけれど、ずいぶん昭和な話だなと思う。

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