2010年2月24日水曜日

VJ】2010224@中目黒 solfa


あしたこのイベントでスケさんこと助川まことさんのVJすけっとします〜!!
入場料は1000円+トーフガチャプレゼントという超良心的イベント!


[djs]
白石隆之
DJ Yogurt (UPSET RECORDINGS)
Jin Hiyama (AsianDynasty/blank records)
LisM a.k.a. Go Hiyama (diques corde/blank records)
Yoshizo Yoshimura (BGF/GOOD & EVIL)

[live]
DJ Yogurt & Koyas live set
Himuro Yoshiteru (File/TaNGRaM)

[vjs]
DEVILROBOTS
Makoto Sukegawa
Takafumi Tsuchiya
Metamosphere

[movie]
散歩する惑星

[gift]
先着20名様にトーフガチャプレゼント

■企画・主催:GOOD & EVIL MUSIC
■インフォメーション
http://www.myspace.com/goodevilmusic
http://www.myspace.com/beatgalorefriction


http://www.dvrb.jp/w/

2010年2月23日火曜日

森を走る


やっとまともなジョギングシューズを買った。ニューバランスのが一番軽かったのでそれにした。いままではナイキのスケボー用の靴で走っていたのだが、このジョギングシューズで走るとまるで足に羽根が生えたよう。例えるならいままでうどんをスプーンで食べていたのが、箸で食べるようになったかんじ。

走るために、いつも隣駅にある公園まで15分ほどかけて通っている。環七と環八を走っていた頃は走るのが全然楽しくなかった。走る喜びを教えてくれたのはこの公園だ。

この公園のどこが素晴らしいのか。それは朝でも昼でも夜でも、いつ行っても美しい光景に感動させてくれるから。夜空にぽっかり浮かんだ月や、毛細血管のように伸びた枝、街灯に照らされる緑の葉っぱとか、いまなら梅の花が香気を放っている。先日は夜中に雪が降り出して、街灯にキラキラと光って、公園にはまったく人気が無くって、とても神秘的な美しさだった。

走るのが好きになった理由はもうひとつ。ひっそり夜に走っていると、なんだか自分が人目を忍んで山を駆けるオオカミにでもなった気がするから。そんなとき、わたしのあたまのなかには上にエンベッドしたジョナサン・グレイザー映画のオープニングシーンやBat For Lashesなんかのイメージが横切っている。われわれはもともと一人で所詮は動物だと、公園のトンネルをくぐりぬけるたびにわたしは考える。いつかセントラルパークも走ってみたいな〜。

2010年2月17日水曜日

YouTube - BEN WATT - NORTH MARINE DRIVE



理想の休日をただいま妄想中!

曇った冬の寒い日に完全防寒で海辺に行って海を見ながらBEN WATTのアルバム「NORTH MARINE DRIVE」を聞く

ってどうかな。

2010年2月14日日曜日

映画「(500)日のサマー」


映画「(500)日のサマー」を見た。恋愛に入れ込むたちの人は心臓に悪いからあんまり見ない方がいいと思う。そうでない人はふつうに楽しい映画だと思うのでおすすめです。

※以下ネタバレばっかり

主人公のトムは、建築家になる夢をあきらめてグリーティングカード会社で凡庸な毎日を過ごす青年。その会社に突然奔放で魅力的な女の子、サマーが入社してくる。最初はお高く止まった女だとサマーを敬遠していたトムだが、エレベーターの中で「そのヘッドホンで聞いてる曲スミスでしょ、私も好きよ」と言われて以来メロメロに。どうにか恋人のような関係になったが、サマーは「愛の存在は信じないの」と言い、「恋人」とは認めてくれない。トムはそれでもサマーに焦がれて・・・というあらすじ。

映画は6人で見に行った。週末にいい大人が6人揃ってボンクラ恋愛映画を見るというのは置いといて、映画が終わった後私は他人と口が聞けないくらい参ってしまった。そこにいた誰もが、「なんでこの映画にそこまで入れ込むのか」と不思議がった。「どちらに肩入れしていたのか」と言われれば、わたしはトムとサマー両者にも入れ込んでいた。だから2倍疲れた。

恋をした時にはその人のすべてが輝いて見えるものだ。トムがサマーに恋をした後は、スクリーンに写るサマーも何倍増で可愛くなる。サマーは「何を考えているかわからない」という意見も多かったが、わかりやすかったように思った。コピー室でキスをしたのは、その前のバス停でキスするべきところをしなかったから。次会った時に持ち越されたに過ぎない。またどしゃぶりの雨の日に謝罪に来たのは「愛してるから」じゃなくて、人として悪いことをしたと思ったからだ。トムのことは嫌いではないが、”スパーク”を感じる相手じゃなかったんだろう。

サマーがトムに幻滅した機会は2回あった。1度目はバーで男に絡まれて、サマーを庇わなかった時。もう一度が「卒業」を見て泣く彼女に「ただの映画だよ気にすんな」みたいなことを言った事。どちらもほんとうに些細なことで、気にならない人には永遠に気にならない。トムは単にサマーにとっての「運命の人」ではなかったのだから、仕方のないことだ。

だが、トムは絶対に「サマーのステディになる可能性がゼロ」ということを認めない。どれだけの証拠が揃っても認められない。「あれだけ一緒に楽しい時を過ごしたのだから」きっと振り向いてくれるはずだと思う。これが営業を取るとか家を買うとかならこんなことにはならないだろう。正気を欠いていると思われるだけだ。人間はこと恋愛になると狂人のようになってしまう。サマーが去った後のトムの描写は痛々しいことこの上ない。何を食べても味がしなくて思い出を反芻するばかり。思い出すだけで胃が痛い。

映画のラストは、サマーのおかげでほんとうにやりたかったことにチャレンジするトムに新しい恋が現れるハッピーエンドになっている。恋愛は人を天高く舞い上がらせ、上り詰めた分だけたたき落す。幸福と地獄、その高低差を見ると足が竦んでしまうが、それができるのはまた恋愛だけなのだ。ってバレンタインにこんな長文書いてて虚しくて死にそうになってきたのでもう寝ます。

2010年2月11日木曜日

Facebook | The One Club

Facebook | The One Club: "No once cares about advertising. Except the people in advertising. And the charitable organizations that benefit from the pro bono advertising that better win some Pencils or what’s the bloody point? We care about advertising."

広告賞「One Show」を運営するThe One Clubがfacebookに載せている言葉がカッコよかったので転載。

2010年2月6日土曜日

今夜が山田

トリュフォーに続いてサリンジャーも死んだ。

一人で軽食堂で食事を取り、「あいさつにも気軽に応じる気さくな人」。自宅近くに住む子供と学校の話をし、自宅の庭でそりをしたいという頼みにも快く応じていたという。最近数年はほとんど町の外には出なかったが、教会の夕食会を気に入り、毎週土曜にセーターとコールテンのズボン姿で必ず12ドル(約1090円)のローストビーフを食べに来ていたが、昨年12月が最後だった。(共同)

最近涙腺がどうもおかしいのだけど、このエピソードを読むたびにうるうるしてしまう。

"教会の夕食会を気に入り、毎週土曜にセーターとコールテンのズボン姿で必ず12ドル(約1090円)のローストビーフを食べに来ていた"

ここがやばい。「ラースとその彼女」に出てくるような田舎町の教会で、ロースとビーフを静かに食べるサリンジャーが目に浮かぶようだ。

一番好きなのは「フラニーとゾーイー」。わたしはいまだに十代のフラニーのように、現実と折り合いがつけられずにおり、権力とかパクリとか、強いものが弱いものから搾取するようなやりかた(村上春樹のいう"壁")に怒りを覚えたりしている。そんな時には呪いの言葉をかけたくなってしまうのだけど、いつもゾーイーが「女の子らしい銃の撃ち方をおぼえなきゃだめだよ」と言ってそっと止めてくれているような気がするのだ。

ありがとう、サリンジャー。