2011年10月23日日曜日
示唆的
一ヶ月くらい前、事務所の近所にあるハワイ料理屋にランチに行った。一人で。
事前にメニューを調べておこうと思いwebサイトを見るとたいへんおいしそうなメニューが揃っている。パスタ、サンド、ロコモコにwith フリードリンク・フリースープだなんてすごいわ〜決められないわ〜と考えながら行った。
行ってみると日替わりパスタとサンドイッチの具がピンと来ないのでロコモコを頼んだ。選択肢がたくさんあるように見えたがそうでもないのだ。わたしは照り焼き味のものがすきじゃないので、「照り焼き味ロコモコ」でない普通のものをオーダーした。
そしてそれはやってきた。メニューの写真に載っていた通りの、ハンバーグと目玉焼きとレタスの葉っぱが載ったどんぶりである。
食べてみるとふつうの照り焼きハンバーグと目玉焼きとご飯だった。なるほど。しかし、私はなぜか釈然としなかった。たしかに、メニューの写真にはハンバーグと目玉焼きが掲載されていたのだが、私はハンバーグと目玉焼きの下に何かがあるとか、何かしらがプラスされているだろうと思い込んでしまっていたのだ。目の前に出されたものは頼んだものと同じものである。しかし私が頼んだのは、メニューには写っていない何かを期待してのものだった。先方に落ち度はない。
店を良く見ると、一見オシャレ風であるが実際はプレハブにスタバの椅子みたいなちぐはぐな内装だし、フリードリンクのコップが小さいうえにドリンクの場所が遠いので行きづらく、実質飲めて2杯くらいである。そしてフリースープといわれてもそんなにスープを飲む奴はいない。それにロコモコはだいたい松屋の牛丼とあまり発想のかわらない食べ物である。
なんだかこれは、「古女房を差し置いて若い女子に目移りしてデートしたけどそんなにいいもんじゃなかった」みたいな感じだなあと思ってモヤモヤした。話がまったく噛み合わなくてつまらなかったとか、肌ざわりがいやだったとか、学生ノリが辛くなったとか、なんかそんな感じのことだ。誰に言うこともできないのでここに書き記す。「ロックンロール」はそういうものが書きたかったということを講評会で語ろう。。
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