2010年7月14日水曜日

ジェームス・サーバー

今日はRSS掘りの日。

とりあえずこれに感動。

世界はまず原田知世と原田知世に関係するものが根源的に存在した(唯原田知世論)。原田知世は世界そのものであったので「原田知世」という特殊性は存在しなかった。原田知世=世界。だが後に原田知世に関係しないものが派生したために原田知世という特殊性が成立した。スピノザ「否定は規定である」。
(@ kamiyakousetsu)

なんてわかりやすいんだ。哲学っていいな。一言で済むところを5千文字くらい使う学問。でも文明人の思考のパターンを彼らは言語化してくれるので、人々は類型化されたあるシチュエーションを未来永劫言語化することができる。便利。


あと、今日は
"Who flies afar from the sphere of our sorrow is here today and here tomorrow" -James Thurber
ていう詩にも感動。

以前人間というものはどうしようもなく孤独だが、音楽だけがそれを慰めてくれる。それに気づかせてくれる音楽に出会った時、わたしはとても幸福になるいっぽうで、生きている限りこの寂しさから逃れられないのだという思いも同時に突きつけられる。と書いたけど、そこから飛び立てと。わお〜

このJames Thurberさん、アメリカの作家。

ジェームス・サーバー(1894-1961)
オハイオ州生まれ。少年時代に左眼を失明したため、戦争に参加することなく、新聞記者となった。1927年ニューヨーカー誌の編集スタッフに加わり、以後30年にわたって、エッセイ、スケッチ、短編を発表した。生粋のユーモリスト。こっけいで小心な登場人物、取り残され、妄想にかられ、奇行に走る(多くは)中年男を、シニカルに、しかしあたたかく描写した。無類の愛犬家。生涯に50匹以上の犬を飼ったという。

amazonで買えるのはこれくらいかな。

空中ブランコに乗る中年男 (1974年) 西田 実、鳴海 四郎、 ジェームス・サーバー (1974)


アメリカのユーモアエッセイが大好きなので、この人も心の親友になる予感。

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