ある種の人間には深みというものが決定的に欠如しているのです。
何も自分に深みがあると言っているわけじゃありません。
僕が言いたいのは、その深みというものの存在を理解する能力があるかないかということです。
でも彼らにはそれさえもないのです。
村上春樹「沈黙」
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文学ってなんだろう。
人間には、生きた時代とか国とか文化とか関係なく、
まったく同じ芯のような何かを持っている。
文学とは、その「何か」に迫るこころみであるような気がする。
※これもずいぶん文学的だ。こっちは心理学的かな?
村上春樹が深みと呼ぶものは、その何か、かもしれない。
真理と呼ぶと危ない方向になるので、わたしはその何かを真実と呼んでいる。
わたしはもう若くないし、残された時間も少ない。
おまけに年をとると誰もが量ではなく質を求めるものだ。
真実とは、日々の味気なく灰色なルーティンの中に突如として姿を現す豊潤な果実である。
わたしはもう真実しかいらない。
どこかへ足を踏み出すその瞬間、この一歩が真実へと向かう前進なのだと思えないことはやらないようにしようと思う。
4 件のコメント:
ふわふわと真実とか考えず、渡り歩くってのもありだと思うよ。
私が、誕生日に、バリバリなキャリアウーマンから貰って楽になった言葉を君に捧ぐ。
「子供っぽい30代、万歳!一緒に幸せ見つけてこうぜ!」
<匿名さん
なんでしょね〜。能天気なら能天気に徹すればいいんですけど、中途半端にまじめなところがあれなんでしょうね。わたしが楽になったのは、「勝ち組とか天才だけが子孫を残せばそれはそれで進化論的に正解」て言葉です。
匿名=ぷーちゃんだよ~
私も中途半端にまじめ。
というか、多分、まじめ。
あきーこが、楽になった言葉、深すぎる。
オレ、頭わりーから、わかんねー。
<ぷーちゃん
きみかw
ぷーちゃんは大人としての前提を満たしているじゃないですか・・!わたし、なにもなさすぎてマジで愕然とする。。
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