2012年1月21日土曜日

2011ベスト映画

2011年はなんか忙しくてあんまり映画を見れていない。残念。それでも一応ランキングをつけようと思う。

1. ブラックスワン

何かを表現しようとする人の心の底に潜む闇を具現化した傑作

2. Rio


日本未公開。「アイス・エイジ」のクリエイターによるフルCGアニメ。音楽にwill.i.amやセルジオメンデスが参加し、ブラジル音楽に合わせて極彩色の鳥たちが踊りまくる。話のテンポもよく、音楽のクオリティが異様に高い。テン年代最高のミュージカルアニメ映画と断言できます!!日本版のDVDが出てるので、レンタル店などで借りれるので是非。

3. ソーシャルネットワーク

インターネットから自然派生した化け物facebookに物語と姿を与えた意義深い作品。「おれもやるどー!」みたいにモチベーションを上げてくれる。

4. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

世界最高峰の技術デモ。人間が作り上げたリアルCG技術はここまで来たというマイルストーン(CGでない空撮映像なども凄まじいのでみどころ)。こんなに頭のおかしい映像に、巨額の予算と人員が動くなんて、ハリウッド映画にこそ本物の狂気があると唸らされる。3Dの醍醐味を味わってください。男の子が好きな車、メカ、バトル、セクシー女性、爆発、宇宙などを詰め込んだ幕の内弁当。

5. ブルーバレンタイン

こんなに残酷な映画みたことない!

6.タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密

スピルバーグの3Dへのチャレンジを見逃すわけにはいくまい。それはインディジョーンズをアニメーションでブーストしたらどこまでいけるかというとんでもないシロモノだった。

7.宇宙人ポール

わたしが敬愛するサイモンペッグとニックフロスト。冒頭、この二人のぼんやりした顔が出てきただけで劇場に足を運んだ甲斐があると涙ぐんだ。ただし今回の監督はアメリカ人のグレッグ・モットーラ(「スーパーバッド」「アドベンチャーランド」)。此の人は相変わらず超がつく優秀さで、まったく嫌味のない楽しいコメディ映画になっているのがさすがすぎる。イギリスのボンクラとアメリカのボンクラのケミストリーに感慨ひとしお。この路線は楽しいし別にいいんだけど、本当に期待したいのはオマージュやパロディの上の段階に彼らが登ることだ。These guys can do better than thisである。

8.アザーガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

出た!!ウィル・フェレル!!監督は『俺たちニュースキャスター』(2004)のアダム・マッケイ。この「サタデー・ナイト・ライブ」生まれのコンビは破壊的なギャグでいえば世界一。「オレがライオンだったらお前はマグロだ!海の中まで行ってお前を喰ってやる!」「言わせてもらうがライオンは水が嫌いだ!水に入ってきたらマグロがライオンを喰って、味をしめたマグロ軍団がサバンナに上陸してやる!」っていう喧嘩のセリフとか、TLCネタ(お固い上司が「それはウォーターフォールズだ」みたいに、発言に必ずTLCの曲名を入れ込んでくるんだけど突っ込むとトボける)など、緻密に練りこまれたセリフの上手さには舌を巻く。この『サタデー・ナイト・ライブ』組がグレッグ・モットーラらと違うのは、ボンクラどもが加齢していくこと。家族や社会の問題、アメリカの歪んだ金融業界にも触れていたりして、意外や意外メッセージとかもあったりして。エンドロールのインフォグラフィックといい、見たほうがいいです。

9.ソウル・キッチン

ドイツの俊英ファティ・アキン監督によるハートウォーミングなドラマ。ドイツのハンブルクでレストラン“ソウル・キッチン”を経営する駄目男が天才シェフやギャンブル中毒の兄貴らと一緒にレストランを立て直す。なんと主演のアダム・ボウスドウコスが実際に経営していたレストランに監督が通いつめていて、「このレストランのすばらしさを映画にしよう」という構想で作られたそうだ。どうりでいきいきと面白い。その面白さは「オーケストラ!」に迫るくらい。ヨーロッパインディ映画好きは見るべし

10.キッズ・オールライト

匿名の精子提供でそれぞれに子どもを妊娠、出産したレズビアン・カップルと、大人になるにしたがって次第に自分たちの生物学的父親の存在が気になり始めた2人の子どもたちが織りなす複雑な人間模様をコミカルなタッチで綴る。形はいびつだが家族の悩みは同じ。LAの雰囲気が最高。LAつくづくいいな〜

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