2012年1月20日金曜日

find your own path


Pathというソーシャルメディアプラットフォームが2010年に出来まして、Facebookにいた人や、Napsterの創始者らSNSエリートが立ち上げたサービスということで鳴り物入りで始まりました。立ち上げに865万ドルもの投資がされたということで、貴族のような環境で開発されているようです。複雑な機能がない代わりにとても洗練されたインターフェイスとなっております。

これは、「現実でもネット上でも、社交において意味のある関係を築けるのは最大150人」という心理学のデータに基づいて作られたサービス。友人として登録できる人数はたったの50人。facebookでは友人の数が2000人にも膨れ上がってしまって、リアルな友人と交流するどころじゃなくなってしまうこともあるけれど、pathはSNSの原点に立ち戻って、親密な関係をソーシャルネットワークで実現しようというものなのだ。なので、「今起きた」「今寝た」「今ここに誰々と居る」みたいにfacebookよりもプライベートな情報をシェアする機能に力が入れられている。

だがpathは脇が甘く、一緒にいない人でも簡単にタグ付けができ、地図機能にバグがあるのか自分がいるところから離れた場所にもチェックインができてしまう。ストレンジャーのいない世界のためのツールなので、あくまで性善説に基づいているのだと思うけど、どれだけ出来のいいものを作ってもインターネットには真実もあるしそれと同じだけ嘘も混入するという証明にもなっているのが興味深い。

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