初音ミク系の音をチェックしていたらすごい曲にぶちあたった。梨本ういさんという方がつくった「死にたがり」という曲だ。これはすごい。なんというか90年代最末期〜2000年代最初の頃のJPOPの正しい音をしている。バンドブーム以降の日本のロックというか、椎名林檎とかくるりとかブランキーとかがカリスマ的人気を誇ってまだCDが売れていて、フジロックはまだ始まったばかり、という希望に満ちた時代のJPOPの音をしている。ギターもベースも素晴らしく予定調和的に優れたJPOPにしかないプロダクションだ。ジッタリンジンが2012年に蘇って機械の声を持ったらこんな曲をやるだろう。そこにインターネット以降重さを失った「死にたい」という歌詞が乗っており、「これこそがリアルだ!!!」とあまりに感動して100回くらいリピートして聞いている。
あまりにもすごいので買おうと思ったらなんと売ってない。CDで売ってないとかじゃなくてどこにも売ってない。作者の方は「ピアプロ」というサイトで無料DLさせている。マジか。こんなすごい曲を作者が無料でばらまく時代だ。音楽を売る立場の人はもっといろいろ考えたほうがいい。
死にたがり powered by
ピアプロ /
サビ情報 by Songle
DLはこちらから。
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