2010年7月28日水曜日

真実

ある種の人間には深みというものが決定的に欠如しているのです。
何も自分に深みがあると言っているわけじゃありません。
僕が言いたいのは、その深みというものの存在を理解する能力があるかないかということです。
でも彼らにはそれさえもないのです。

村上春樹「沈黙」

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文学ってなんだろう。

人間には、生きた時代とか国とか文化とか関係なく、
まったく同じ芯のような何かを持っている。

文学とは、その「何か」に迫るこころみであるような気がする。
これもずいぶん文学的だ。こっちは心理学的かな?

村上春樹が深みと呼ぶものは、その何か、かもしれない。
真理と呼ぶと危ない方向になるので、わたしはその何かを真実と呼んでいる。


わたしはもう若くないし、残された時間も少ない。
おまけに年をとると誰もが量ではなく質を求めるものだ。

真実とは、日々の味気なく灰色なルーティンの中に突如として姿を現す豊潤な果実である。

わたしはもう真実しかいらない。

どこかへ足を踏み出すその瞬間、この一歩が真実へと向かう前進なのだと思えないことはやらないようにしようと思う。

しばっちVJ


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各方面から大絶賛を受けるWOW のデザイナー柴田大平氏が初VJに挑戦!!しかもWOMBの一番でかいところにて。しばっちの映像はこちらでみれます。http://vimeo.com/user1194005

堀尾家がすごい


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下北沢にある堀尾家のくつろげっぷりは異常。なぜか異常に夏休み気分が高まる地上の楽園である。これはカフェカンパニーとかには死んでも真似できない境地。

2010年7月25日日曜日

渋谷 ゆうじ


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渋谷にゆうじというホルモンやがある。おいしいけど煙がすごい&店員の態度に問題があることで知られる店だ。

定例のホルモン会にて初訪問。煙が「夜のヒットスタジオ」レベルで笑った。肉は間違いなくおいしいが、無礼な態度で無茶を言う店員に男性陣がキレキレ。幹事のそうくんはおいしいとムカつくが混在した感情の行き場に困り、ウシクボ氏はあまりの怒りでトークの切れ味に凄みが増した。やなぎさわ氏は腰を痛めたリハビリ明けで久々に人と会う会がこの調子だったため、まるでスポーツを観戦するようにトークの応酬を眺めていた。

わたし、たかおかももこ、ももこジャパンの女性陣は「しょうがないなー」みたいな感じでとくに何とも思わず、こういう時って女のほうが耐性あるな〜と思った。しかし次回からはストレスを減らすべく、定例は東のほうのホルモンで行われる予定です。

ダイト氏誕生祭aka蟹座祭り終了


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ダイト氏誕生祭aka蟹座祭りは主賓みずからの激ヒップホップDJで鬼のように盛り上がってすごかったです。ワンパク阿部氏(上手)と田所氏(かわいい)のダンスが目にやきついて離れない。テッシー氏がmount kimbie好きだった。千葉ちゃんが手配したケーキはチョコレートで出来たmacbook。いままで見たバースデーケーキのなかで一番スゴい。

2010年7月17日土曜日

ダイト氏誕生祭aka蟹座祭り

時間:今日 23:00 - 明日 6:30
場所:東京都渋谷区恵比寿1-5-8

7/17の23時~朝まで、恵比寿バー金魚でマナベダイト氏誕生祭をします!ライゾマてっしーこと堀井哲史、アンカーズラボ柳澤知明氏、セミトラ佐藤寛氏、チームラボ一番ケ瀬、メルセデスこと大野氏ら蟹座のみなさまも合わせてお祝い!!DJは千葉ちゃん!誕プレ推奨!二日酔い必至!ゼヒお気軽に!!

http://bit.ly/bXMncu

2010年7月14日水曜日

ジェームス・サーバー

今日はRSS掘りの日。

とりあえずこれに感動。

世界はまず原田知世と原田知世に関係するものが根源的に存在した(唯原田知世論)。原田知世は世界そのものであったので「原田知世」という特殊性は存在しなかった。原田知世=世界。だが後に原田知世に関係しないものが派生したために原田知世という特殊性が成立した。スピノザ「否定は規定である」。
(@ kamiyakousetsu)

なんてわかりやすいんだ。哲学っていいな。一言で済むところを5千文字くらい使う学問。でも文明人の思考のパターンを彼らは言語化してくれるので、人々は類型化されたあるシチュエーションを未来永劫言語化することができる。便利。


あと、今日は
"Who flies afar from the sphere of our sorrow is here today and here tomorrow" -James Thurber
ていう詩にも感動。

以前人間というものはどうしようもなく孤独だが、音楽だけがそれを慰めてくれる。それに気づかせてくれる音楽に出会った時、わたしはとても幸福になるいっぽうで、生きている限りこの寂しさから逃れられないのだという思いも同時に突きつけられる。と書いたけど、そこから飛び立てと。わお〜

このJames Thurberさん、アメリカの作家。

ジェームス・サーバー(1894-1961)
オハイオ州生まれ。少年時代に左眼を失明したため、戦争に参加することなく、新聞記者となった。1927年ニューヨーカー誌の編集スタッフに加わり、以後30年にわたって、エッセイ、スケッチ、短編を発表した。生粋のユーモリスト。こっけいで小心な登場人物、取り残され、妄想にかられ、奇行に走る(多くは)中年男を、シニカルに、しかしあたたかく描写した。無類の愛犬家。生涯に50匹以上の犬を飼ったという。

amazonで買えるのはこれくらいかな。

空中ブランコに乗る中年男 (1974年) 西田 実、鳴海 四郎、 ジェームス・サーバー (1974)


アメリカのユーモアエッセイが大好きなので、この人も心の親友になる予感。