2011年2月24日木曜日

G-Tokyo

G-Tokyoに行って来た。気に入ったアーチストさんをメモ。


戸谷成雄 - SHUGOARTS
どでかい木の箱が置いてある。ところどころにちいさな穴が空いていて、そこから覗き込むと内部がちょっとだけ見える。アンコールワットみたいな遺跡を覗いているような気分。


さわひらき
鳥の影が斜めに飛んでいる。ビデオアートは退屈なものが多いけどこれは単純に美しいと感じたし、おもしろかった


ビョルン・ダーレム
ちいさな儀式のために身の回りのものを組み合わせてつくられた神聖なおきものってかんじ。これは愛らしい。
ビョルン・ダーレムの作品は、自然科学、天文学、物理学、哲学や宗教といったあらゆる要素は互いに編み込まれる様に存在しているという世界観から発端しています。彼の作品は科学と芸術といった現代の感覚では相反するもの、対極するものを再編成し、一つに作り変えようとする試みであり、身の回りの素材を精神的、神聖なものへと作り変えようとするものでもあります。

となりの森美術館でやってる展示のほうは、なんか前時代の遺跡を見ているようだった。バブルの亡霊。唯一良かったのは、くしゃくしゃした形の彫刻が吊るされてて、その影が幽霊みたいに見えるもの。滝のやつは解像度が低いので没入しきれずさめてしまう。あれが超高解像度だったら素晴らしいのだと思うけど、薄い膜にプロジェクターで投影しているのでかろうじて滝っぽいことはわかるのだが所詮はビデオで、しかもプロジェクターの明かりが丸見えなのでこれに酔いしれるのは難しい。解像度については、作った当時は之でも良かったのかもしれないけど、今では自宅のTVでもパキパキのHDを見慣れているご時世なので、どうしても見る目が厳しくなってしまう。かといって都度バージョンアップするのも大変だろうけど。。メディアアートとはそのようにご家庭での技術の進化に簡単に左右されてしまう大変なしろものなんだなと思った。

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