2012年6月22日金曜日

YCAM


YCAMに来ています。相変わらずいいところです。
1年ちょっと前はここで工場長のもと光る球を磨いたんだ。広島から瀬戸内海を見ながらローカル線で山口にたどり着いたんだった。その時プレスプレビューにおいて、光る球が記者の目の前で大量に落下するという悲しい事になり、オープニングまで鬼のような調整が繰り広げられていた。球が落ちると石橋さんはほんとに悲しそうで、カンタくんが落ちてくる球を身を呈して拾っている姿に胸を打たれた人も多かった。そのとき坂本くんに初めて会って、ずっと険しい顔をしているので怖い人なのかと思っていた。だいとくんはソフトウェア部隊がその頃はまだ一人だったのでひたすらプログラムをしていた。YCAMスタッフの献身的な24時間体制のもと、レールの機構を試行錯誤し、柳澤工場長とみはら工員が何百個もの光る球に接着剤を注入して内部を固定するなどした。無量くんは四日間くらい風呂に入らず同じ服を着ざるをえない状況になっていたけどやっぱり全然清潔だった。彼らの最後の追い込みはいつも凄まじい。いよいよオープニングを迎えると、たった二日前の状況が嘘のように、光る球が音と共にするすると流れ、それは本当に美しく感動的だったのだ。ていうのをCBCに書いた

半年後、アルスで光る球は3年間常設されることになった。そのときはもう球を磨く必要もないし、もちろん一つも落ちなかった。ほかにも、YCAMの外ではナベタンとかひろたさんとかまるちゃんさんらと飲んで、山口駅の近くのおしゃれなカフェでオーガニックな食物が出るオープニングパーティがあったり、のんた寿司にいってわさびのカタマリを食べて死にそうになったり、温泉は入らなかったけど、ほんとにたのしかった。こういうところにいると、このまま人生が終わってもいいような気分になり、東京での締切りを忘れるが、その締切りはなくなってないので注意が必要だ。

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