先日六本木の某居酒屋にいったところ、店内をリニューアルしたとのことでものすごく居心地の悪い空間になっていた。まず照明が明るすぎる。スターバックスより明るい。照明がものすごく明るい居酒屋というのは、とりあえず落ち着かない。明晰な話をしなくてはいけない気分になる。そしてほっけとか唐揚げとかそういうゆるい食べ物を食べようという気が起こらない。
しかし奥の席の学生集団にとってはあまり気にならないようで、おかまいなしに騒いでいる。定期的に女子が増員されており、「なんとか君のことどう思う?」みたいな会話をしながら脇を通り過ぎていく。これはますますげっそりしてきた。
仕方がないのでビール1杯で店を出るが、ひからびたお通しが500円でもう怒る気も失せてくる。神様なんかきっといない。おみやげにそば茶をもらうが、このそば茶もひからびているに違いない。
傷ついたハートを抱えて店の外に出る。ああこれでもう最悪の居酒屋にムカムカさせられることもないだろう、という安堵もつかの間「サーバ接続に失敗しました」というメッセージが出っぱなしの店外モニタがさらにイラっとさせてくれる。私に言えるのは「リニューアルには気をつけろ」ということだけだ。
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