そういえば、近頃とんと片思いの話を聞かなくなった。聞く話といえば、だれそれとやっちゃったとか結婚したとかさらには離婚したとか具体的な話か、もしくはアイドルとか。それが単にわたしが年をとったということなのか、それとも現代では振り向いてくれるかわからない相手に恋をするなんてことはしないのだろうか。片思いというのはたいへん非効率で、費用対効果が悪すぎるので現代社会にはそぐわないのかもしれない。しかし人生の本質というのは費用対効果が悪いことにあるのではなかろうか。不毛な作業を繰り返すことから本質があぶりだされることもある。
人が何かに打ち込んでいるのを見るのは気持ちがよいものだ。それと同じく、自分が好きな人について熱く語るのはきっと気持ちが良いに違いない。とりあえず、ロフトとかCBCラジオとかで「片思いサミット」みたいなやつをやって、「僕が好きな〜ちゃんは、こういうところが素晴らしくって、昨日メールをくれたので天にも登る気持ちです」なんてとうとうと語ってるのを聞きたい。もし本ブログの読者に該当してる人がいたらぜひあなたの片思いのろけ話を聞かせてください。
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