いつも仕事のストレスなどに端を発する陰鬱としたポストが並ぶ当ブログですが、先週末大阪に遊びにいって超楽しかったので楽しいポストをそのうち書きます。
ところでこの前蔦屋にいったら、すてきなジャズピアノがかかってたので店員さんに聞いた。たまたま話かけた綾戸智恵みたいな声のおねえさんがジャズ担当の人で、「こういうの聞きたいんです」と伝えたところ、いくつかおすすめを教えてくれた。
おねえさんいわく、ジャズピアノには「技巧派」と「叙情派」があって、どっちが好みかは聞いてみないとわからないんだって。私はティグラン・ハマシャンみたいなバカテクピアノが聞きたかったので「ピアノがうまいひとのアルバムありますか」と聞いたら「みんなプロなんで上手です」とのことで、「とりあえず叙情派から聞いてみましょう」ということになってフロム・ビル・エヴァンス・ウィズ・ラヴ、アル・ヘイグ「インビテーション」、ラーシュ・ヤンソン「ホワッツニュー」をおすすめしてくれた。聞いてみたら、どれもすてきで気に入った。
特に気に入ったのは、ビル・エヴァンス。超大物だし、今までも聞いていたはずなのに、わたしの心にものすごく響いてきたのには驚いた。特にきゅんとしたのは、彼の代表曲で、姪のために書いた「Waltz For Debby」。ロマンチックでたまらなく可愛い、すてきな旋律だ。どうして今まで気づかなかったのか?それはやはり、私は「叙情派」が好きなのであり、ちゃんとその趣向にあった作品を正しい文脈で聞いたことがなかったからだろう。師とは本当にありがたいものだ。すぐれた師(もしくは編集)により、文化は継承されていくのであろう。最近全くレコード屋とか行ってないけど、通いたいなあ。。
2 件のコメント:
このアルバム持ってて、私も本当に本当に大好き!ビルエヴァンズはほかの人と比べて可愛さがあって、そこに惹かれます!
ぜんぜん雰囲気違うし、ジャズっていう言葉のイメージとはまたちがうんですけど、chilly gonzalesっていうカナダ出身のピアニストもきいてみてほしい!あきこさんのことだから知ってるかな~
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