2013年1月14日月曜日

BRIDESMAIDSが超最高

わたしはあんまり「ハングオーバー!」に乗れなかった人だ。ハングオーバーはギャグにひねりがなく、ウィットに富んだセリフがあんまりなくて、ドタバタも伏線が少なく、エンドロールだけは文句なく面白かったけど全体的にヌルい印象だった。

「BRIDESMAIDS」はハングオーバーに感じたヌルさを吹き飛ばしてくれる、痛快な名作であった。ジャド・アパトウプロデュース作品のなかでも最も容赦なく恐ろしく下品なギャグを叩きつけてくるこの作品の脚本が女性二人によって書かれたものだと知ってものすごく驚いた。手がけたのは、主演も務めた女優Kristen Wiig。2005年からSNLにレギュラーとして参加するコメディエンヌである。役者も全員好感の持てるクレイジーな人々ばかりで、「IT crowd」のChris O'Dowdが出てきたのは超嬉しかった。監督のPaul Feigは「アレステッド・ディベロップメント」や「the office」などコメディ・ドラマを監督していた人。こう言ってはなんだが、女でもこんなに頭がおかしい映画が作れるなんてこの作品を見るまで考えられなかった。ほんとに感激したし、世界中の女性を勇気づけてくれたと思う。というか、女性だからこそ最低なギャグと徹底的にリアリスティックな描写が両立できたのかもしれない。ドラッグもギャングも出さずにここまではちゃめちゃなコメディを作ることができたのは現代のアメリカで奇跡といえるだろう。ティナ・フェイといい、SNLの女優は才媛揃いだな〜。rotten tomatoesでも90%!!コメディ好きはぜひぜひ見てみてください。

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