2008年9月30日火曜日

SOUNDROOM vol.24 -SOUND&EMOTION-

スーパーデラックスで行われたSOUNDROOM vol.24 -SOUND&EMOTION-のリリックメイ嬢ライブで後ろのVJをやってきました。今日のリリックメイ嬢ライブはKUJUN氏の生ドラムも入ってインプロ合戦でどんどんアグレッシブ!すごく楽しかった。スーパーデラックスは3つの壁面に絵がどーんと出るので気持ちがよいですね…

2008年9月28日日曜日

映画「Sex and the city」


「Sex and the city」の仲良し4人組を見ていると、彼女たちの「ハートは一つ」感にすごく胸がいっぱいになるんです。女子の友情物語というと、あたしたちって超気があって仲いいよね!みたいなことを絶えず確認してるイメージがあるのですが、彼女たちの友情にはそういう気持ち悪いところはナシ。でも、いつでもハートは一つで、同じ街にいて、誰かが泣いていたら全員がすぐに駆けつけてくれる。地球上にそんな4人組っているんでしょうか?多分いないと思います。親友が3人いて全員がずっと仲良しって天文学的確率だと思うんです。「Sex and the city」はそういう意味でもおとぎ話です。


と、ものすごーく思い入れの激しいTVドラマ「Sex and the city」の映画版を見ました。ドラマファンからはかなり賛否両論の作品でしたが、私はすごく感慨深かったです。映画の中で繰り返し「一番の幸せは、自分のスタイルで生きること」というメッセージが流れていて、この物質社会で生きる最終目的はコレだ!と目が開かされたからです。

昔の人は飢えや疾病や戦争を追放すれば素晴しい世界が来ると思ってがんばって死んでいった。でもその結果生まれた世界は自分のアイデンティティを大量生産物と貨幣の虚しい交換で作り上げるものでした。現代のNYとか東京は、ペストとかで死んでいった人から比べれば本当に天国のようなところですが、毎日心の底から幸福感に満ちあふれている人がいったいどれだけいるでしょうか?


何もかも手に入れた人間が何を求めて生きればいいのか?そこで出た結論が「自分のスタイル」なんじゃないかと。「自分探し」はナカタとかがやってた世界一周旅行とかで見つかるのかもしれないが、自分のスタイルは場所を変えて探すものではありません。自分の好きなものをリスト化してみつかるものでもありません。映画では「自分の声を見つけるんだ」みたいな感じで言っていました(英語の先生も昔言ってた)。

自分のスタイルを自分で把握するのは、すごく難しいことです。映画のなかでもあれだけ自我の強い人たちが自分のスタイルを見失ってしまう。そこで違和感を感じつつも、その違和感がなんだかわからないのでどんどん望まぬ方向へ行ってしまう。それは自分のスタイルに合わないことをしているからなのだけど、それがわからない。

この世界でものすごく上手に生き抜くためには、自分のスタイルを知って、それに従って生きること。知ることは難しく、実践するのも難しいですが、それができればこの恐ろしい世界が楽園になるのだと思いました。だって、物質社会がどうとか言ってもマノロ・ブラニクの靴は素晴しく美しくディオールのドレスは死ぬほど愛らしいのです。ここに生きている限り、私は従わずには居られないのです。



ちなみにドラマのファンにとって違和感を覚えるのは、だいたいマンハッタンがあんまり出てこない!小粋なガールズトークも少ない!「セクシーなシーンが私だけ多いのにSJPよりギャラが少ないのはおかしい」とサマンサ役のキム・キャトラルがゴネたせいで(だと私は睨んでいる)ミランダの異様にリアルなセクシーシーンが多いのもいらない!

でもシャーロットの小走りも健在だし、キャリーのおうちでのファッションショーとかヴォーヴの撮影とか、女子が死ぬこと必至のシーンが盛りだくさん。人間って一人で生まれて一人で死んでいくじゃないですか。でも、ものすごく気のあったスペシャルな友達といると、昔昔人間が一つの球体だったころのような幸福感が生まれる。久しぶりに友達とあって、「それ私も思ってた!」みたいな(さいきんのナチュラル系のしっくいとかリネンとかワンパターンすぎやしないか、とか)、脳が分かち合ってるみたいな。そんな現代の若草物語ぶりを堪能した、うれしいボーナス作品でした。

2008年9月26日金曜日

POT-BOUILLE

知性とウィットとやさしさを併せ持つ大人の女性のキリコさんと、恵比寿のまるでおパリと評判のビストロ、 ポ・ブイユにいってきました。白ワイン(なんだっけ…)とマスタードをたっぷりつけたテリーヌとマダイがもーのーすーごーくおいしかった。パンもメゾンカイザーのものらしく、わたしの好きなものがすべてそろっている…!平日だけどものすごく賑わっててびっくり。店員さんも知的なかんじで感じ良かった。

季節の変わり目になって湿度が低くなってくると、外国を思い出す人は多い。わたくしもポ・ブイユ効果でますます海外に飛び出したくていてもたってもたまらない病が加速!あーーーーーパリかロンドンかオランダかドイツかNYかLAに行きたいわーーーーーーーーーー!!!

2008年9月25日木曜日

ハルチン 2 を読んで超ブルーになった


「痛々しいラヴ」や映画化もされた「blue」とかで絶大な人気を誇ったマンガ家魚喃キリコの描く女子の日常漫画「ハルチン」の第2弾「ハルチン 2」をかなり前に買いました。

なんと1巻が出たのは10年前。主人公のハルチンは雑貨屋で働くフリーター。ビールとたばこが大好きで、ボーイッシュな外見と男前な性格のためモテとは程遠い人生を送る彼女。真冬にこたつでおでんとビールを楽しんで人生をエンジョイし、仕事はバイトなのでテキトーにやりすごし、服やおもちゃを衝動買いして給料日までヒイヒイ言って過ごしていました。そんなハルチンを優しく見守るのが仲良しの女の子、チーチャン。ハルチンとは正反対にフェミニンなチーチャンには彼氏がおり、ハルチンに「ペペロンチーノのにんにくの芽を取るかでケンカしたの」と相談したりして。ハルチンとチーチャンはちいさな幸せをかみしめながら、つつましくも楽しくすごしていました。

それから10年。続編でも10年の時が経っているらしく、ハルチンはスタンスも性格も前作と変わらないのですがチーチャンのほうは全く変わっていました。同じ雑貨屋で働いているもののいまだバイトのハルチンをおいてチーチャンは正社員に。で、チーチャンがハルチンに怒る怒る。「この道楽人生」とか「あんたが本気だかよくわかんないわ」とか、まるで鬼のようです。そんなチーチャンに「チーチャンて…老けた?」と胸のなかでつぶやくハルチン。読んでいるほうが落ち込むぐらいうすら寒い状況が続きます。

なぜなら1巻の時にくらべて、エピソードを語る力がべらぼうに落ちてるからです。以前は2,000円のうめぼしを買ったら1500円のうめぼしをみつけて、くやしいから1500円のもたくさん買っちゃった、みたいな日常トークがあって、それが魅力だったのですが、2巻ではハルチンが何かを言うとチーチャンが「年を取った」と怒るだけというワンパターン。なんだか愚痴をひたすら聞かされているように感じます。ていうかあれです、オバケのQ太郎の未来の話「劇画・オバQ」を読んでいる気分です。

しかし何より不安になったのが、一緒に収録されている「ナナナン」という「ハルチン」の主人公が作者自身になっただけの作品。こちらではひたすら「お酒を飲みました」しか語られない…。昨日友達と飲みに行ってすごく酔っ払っちゃってさあ、って話を誇らしげにして許されるのは学生のうちだけです。そういう話でなんで誇らしげなのかもよくわからないですが…。中島らもとか「失踪日記」ぐらいまで行けば立派ですが、ふつう体が持ちません。

えらく長くなりましたが、一言で感想をいうとすれば「買うな」ですね…。魚喃キリコの熱狂的ファン以外にはおすすめしません。もっとがんばってください。

どちらがよろしいですか?

送信者 Sep 2008 Everything I seen in Tokyo
また西友の話ですみません。※西友くらいしかでかけてないんですよ。

今日の夜中西友に行ったところ、レジのお兄さんがすごく張り切っていた。レジを通すとき、カゴに入れる身振りがすごくでかいんだよ。腕をぶんぶん振って、声を張ってやってくれるんだ。そしたら案の定トマトを振り落としてしまい、哀れトマトは床にべちゃっと。

するとお兄さんは「すすすみません!!ただいま持ってまいりますので、しょうしょうおまちください!」と叫び、野菜売り場に走って行った。ちょっとしてから戻ってきた彼の手にはトマトが2つ。「どちらがよろしいですか?」と聞かれたが、どちらも同じにしか見えない。

私はトマトを選ぶとき熟れてるけどやわらかすぎず、大きめのものを選んでいた。たぶん落したものと同じくらいの大きさ、熟れ具合のやつを1つでは不安なので2つもってきてくれたのだろう。その気配りぶりに、日本はマジですごい国だとうなった。

2008年9月23日火曜日

BBQ


土曜日のパーティはとても楽しかったです!えちぜんさんありがとう。次の日のエンジョイ村カワ氏主催のバーベキュー大会では東屋(トルコ語でキオスク)の下で都心から1時間くらい車でやってきた林のなかでのキャンプ気分をあじわいました…。光が丘公園は地下鉄で行けるBBQのナイス・スポット。秋のうちにジビエのBBQをやりたいです。網のうえで鳩とか鴨とかうさぎとか焼いちゃうの!!キャー(よだれ)

「Reckless Night」前田ひさえのイラスト展

いがらしろみさん特製夜のケーキ

わたくしが日ごろストーキング活動を行っていることでおなじみの前田ひさえ嬢の初めての個展「Reckless Night」が目黒クラスカにて行われています。絵に専念すると決めてから、彼女の表現力がぐんぐん上がっていって、こんなに早く個展を成し遂げてしまったの。本当にすごいことです。嬉しくて涙ぐんでしまいました。彼女の絵のなかにはいろいろなものが詰まっていて、一度では全てを解明できないので、会期中足しげく通いたいと思います。

「Reckless Night」前田ひさえのイラスト展
日程:2008年9月10日(水) - 10月13日(月・祝)
時間:11:00 - 7:00 pm
店休日:無休
入場料:無料
会場:CLASKA
〒152-0001 東京都目黒区中央町1-3-18 TEL Tel: 03-3719-8124

2008年9月20日土曜日

Mac VS PC  Microsoft逆襲編

Microsoft 'Pride'

MacのMAC VS PCキャンペーンに対抗したMSのCM。メガネでダサいPCさんから始まって、世界中の人が連想ゲーム式に「わたしもPC」宣言をしていく。ユーモアセンスあふれる・・と言いたいところだが唇の片端が微妙に上がる程度のギャグセンスなのが残念だ。Macの傑作バナー「Don't Give Up on Vista」くらい頑張ってほしい。ちなみにN.E.R.Dのファレルも「わたしもPC」宣言してます。

Windowsのシェアは91.46%、Mac OSのシェアは7.57%(2008年)ですから、誰に聞いても「わたしもPC」となるわけですが… わたしはデスクトップがmac、ラップトップがpcなので「わたしはMac」であり「わたしもPC」でもあります。

RESERVOIR DOGS

今日の朝ごはん。全部食べました(嘘)

VJみならいをします↓
六本木でちょうど遊ぶ予定があったワ!ちょいと立ち寄ってみようかしらん。
という方はメールとかください~


9.20 2008 SATURDAY

RESERVOIR DOGS @ CUBE

GENRE:House/Techno/Breaks/Electro
     D'n'B/Dubstep/Electronica/Ambient/All Genre

Open:22:30~
Door:2000/1D
WithFlyer:1500/1D

DJ's:
KANE (bros)
ENISHI (ikamcrew)
ATSUMI (bilitis) http://mixi.jp/view_community.pl?id=3437311
UK1 (more+) http://moreplus.seesaa.net/
ECHIZEN (WOW inc.)
ZUGA (bwjpn-1)
音響太 (sessions)

VJ:
BSVA ono-tek
Eastcity
DON

Place:
〒106-0041
東京都港区麻布台3丁目4-11 中央飯倉ビル B1
http://www.mp-cube.net/

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7人の音の強盗"7DOGS"が夜の六本木CUBEをジャック!         
言葉や理屈じゃない "Good Vibrations" お届けします。
詳細はCheck! The Flyer!!!!!!!!!!!!!!


尚、エントランスにて
Mr.White/Mr.Black/Mr.Orange/Mr.Bronde
Mr.Pink/Mr.Blue/Mr.Brown
の何れかの"色"を言って頂きますと、
フライヤーをお持ちで無くともディスカウント致します。

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2008年9月17日水曜日

チャップリン

送信者 Sep 2008 Everything I seen in Tokyo
リーマンブラザーズが倒産して、そのあおりをくらって世界の保険最大手のAIGまでもが倒産の危機にあるそうです。持ち直すのに7,000,000,000,000円必要だそう。誰かだしてあげてください。

株価なんか1ドルまで下がるわ突然上がってまた下げられるわでマネーゲームの人にもてあそばれ、こんな老舗の株が見るも無残な状況に…。AIGがつぶれるというのはマクドナルドが倒産して全世界の店舗が一斉に閉鎖するような感じらしい。そうすると従業員とか周りの店舗とか影響くらうでしょ。AIGがいってしまうとCitiなんかの銀行にまで波が及ぶ危険があるそう。

ていうかこんなに大変なのに日本のテレビはWBS以外どこも触れてないってすごい。1:10現在まだつぶれてはいませんが、明日起きたらどうなっているんだろう。

2008年9月16日火曜日

Messy

送信者 Sep 2008 Everything I seen in Tokyo
messy:【形】1. 乱雑{らんざつ}な、汚い、散らかった、散らかし放題{ほうだい}の

ここは某岩沼のケーキやさんに隣接する喫茶コーナー。不潔な感じはしないが、おばあちゃんちに来たようだ…。こぜまいスペースに椅子がひしめきあってるのだが、その全てにキャスターがついていって、ごろごろできるのも不思議。有閑マダムが近所の噂やなかなか結婚できない娘について、ケーキとコーヒー片手に椅子をゴロゴロ前後何十センチか移動させながらしゃべるだろうか?いや、それはないだろう。店員さんはやさしくて感じよかった。レモンケーキもあった。だが、ケーキは非日常の食べ物。必要なのは安心感ではなくロマンだ。

金曜日には池袋で今年最後のビアガーデン会を行いました。幹事が真っ先に酔っ払ってしまい、申し訳ございません…スイサンズライブにも前後不覚で行けないしまつ。記憶はとぎれとぎれですがとても楽しかった。新宿には年中空いてるビアガーデンがあるようなので、また来月もやろうかしら…

2008年9月11日木曜日

野田凪さんR.I.P.


日本を代表するアートディレクター、映像作家、CMディレクターの野田凪さんが9/7日曜日に亡くなられたそうです。本当にショックで言葉が見つかりません。"Sentimental Journey"から最近の"World of Steam"まで、本当に独創的でユニークで個性的でかわいらしさをいつまでも失わない才能溢れる方でした。素晴らしい仕事を成し遂げるために、常人では分からないくらい心と身体をすり減らしてしまっていたのだろうと思います。本当に悲しいことです。心からご冥福をお祈りいたします。

ブラジル祭り

代々木公園で行われたブラジルフェスティバルにすっとんきょ嬢といってきました。

すさまじい人ごみ!たぶん半分くらいはブラジル人なんじゃなかろうか。ブラジルの女の子の足の長さと美しさと露出度と陽気さといったらもう…

ブラジルにはおいしいものがたくさん。ポンデケージョとアサイー(たべると健康になれるというフルーツ)のシェイク。アサイーは、某タリーズで売ってるやつはすごい味だけどここのやつは生ジュースで苺とブレンドしてて、すごくおいしかった。ちなみに「ベストアサイーニスト」というよくわからない賞もやってるみたいなので、来年はこのすっとんきょ嬢をぜひノミネートしてほしい。

ブラジルといえば牛肉のかたまりを焼いたシュラスコ!!意外とやわらかくてジューシー☆

サンバな兄さんと記念写真。このおにいさんの裏側はブラックなパンツがスケスケでセクシーです。

このイベントでは、ブラジルの歌で世界一有名な「マシュ・ケ・ナダ」を作った男、ジョルジ・ベンがフリーでライブしてたんですよ。ある意味ヒーローだから見たかったのですが人ゴミがすごすぎてみられず。歌だけきこえてたけど、CDそのまんまの安定感ある歌でした。

イベントの終盤ですごい雷の音が轟き渡った時、会場の全員が叫んだのが「キャー!」(恐怖)じゃなくて「フォー!」(喜び)だったのが笑った。もう、敵わないなあというかんじ。地球の裏側に行けば、肩の力を抜いて生きていけるんだろうか?

2008年9月7日日曜日

サラ・ペイリンの子供の名前がヤバイ


共和党の副大統領候補に指名されたアラスカ州のサラ・ペイリン知事の子供の名前がヤバイ。長男はトラック、17歳の娘(妊娠中)はイギリスの工業都市ブリストル、三女はパイパー(笛吹き)など、押尾学や的場康司もびっくりのDQNネームがずらりとラインナップしている。ブリストルって日本でいうと浜松市みたいなかんじでしょうか?「パリに旅行にいったら楽しかった」から娘をパリスと名付けたヒルトン家のように、なんにも考えていないんだろうなあ。子供の名前ってほんとうに大切です。

サラ・ペイリンはいかにも田舎の肝っ玉母さんみたいな感じ。全米ライフル協会会員、キリスト教福音派信者と保守の権化みたいな人で、保守派の人気を集めちゃってまた共和党の政権が続いたらいやだなあ、とぼんやり見ていたのですが子供の名前を見ていやな予感が加速中。

2008年9月6日土曜日

もやし

送信者 Everything I seen in tokyo August 2008
最近ゴーヤーチャンプルーをよくつくっています。しかし近所のスーパーに行くといつももやしがきれている。天候のせいとか何かなのかと思って、店員さんに「もやし無いですか?」と聞いてみた。そしたら彼はこの世の終わりのような顔をして「すすすすみません!!売り切れで…」と激しく謝罪してくれたのだが、わたしは理由が知りたかった。もやしは他の店で買えばいいから。「さいきんよくなくなってますよね。天候のせいですか?」と畳みかけると、彼は「いや、注文すればあるんです。上の者の発注が少ないんですよ!!いつも言っているんですけど、注文が甘くて…」と心底悔しそうに語ってくれた。彼はほんとうに野菜を愛している。

2008年9月5日金曜日

映画「俺たちダンクシューター」

映画「俺たちダンクシューター」ストーリー:70 年代、アメリカではNBAとABAの2大プロバスケットボール・リーグが存在した。ABAは魅せてなんぼのエンタメリーグ。一発屋ミュージシャン、ジャッキー・ムーンは印税を元手にABAのフリント・トロピックスを買収。目立ちたがり屋の彼はオーナー、コーチ、選手を兼任するが、ダメチームのお粗末プレーに会場は常に閑古鳥状態。そんな折、NBAがABAの吸収を発表。チームを救うため、ジャッキーはあらゆる手を使うが…。


アメリカNO1コメディアンだけど日本ではあまりのクドさにサッパリ人気がないウィル・フェレル主演作「俺たちダンクシューター」。「俺たちフィギュアスケーター」「ホット・ファズ」に次ぐGAGAのDVDスルーされがちなホンモノのコメディを劇場公開しますシリーズ?の第三弾。

なんですが、爆笑コメディとくくってしまうと違和感が。もちろん凡百のコメディに比べるとものすごく笑えますが、「俺たちダンクシューター」はどちらかというとスポ根もの、そして70年代カルチャーとソウル・ミュージックのための映画。さあ笑いに行くぞと思ってみると肩透かしをくらうので気をつけてくれ!

なぜなら監督はケント・オルターマン。ききおぼえのないこの方、これまでリトル・チルドレン (2006)、マスク2 (2005)、ヒストリー・オブ・バイオレンス (2005)なんかの製作総指揮をしてた人。プロデューサー的な人が監督する作品って、残念な結果になることが多いのでちょっと不安でしたが、これは良作。バスケへの愛情と、GMが元気だったころのアメリカ(マイケル・ムーアでおなじみのモーターシティ、ミシガン州フリント)なんかへのオマージュが詰まってて、音楽もサイコー!バスケが好きな人や70年代カルチャー、ソウルが好きな人にはとってもオススメです。

破壊力を求める方は、フィレルと監督アダム・マッカイが組んだ「アンカーマン」や「タラデガ・ナイト」をぜひみてくれ!!この2作品は、ギャグのためなら人間性もバンバン捨てちゃう神をも恐れぬ悪魔的な作品。SNL(サタデーナイトライブ)出身ならではのアドリブが全編に渡って散りばめられ、アメリカのプロのコメディアンの神業を堪能できます。このコンビの新作が見たいなあ。

2008年9月4日木曜日

lilyqMay「Turquoise」

ぼーっとしていたらリリースから時間がたってしまった!さいとうがジャケット写真などをとらせていただいたlilyqMayちゃんのセカンドアルバム「Turquoise」がwiowioよりON SALE中デス。すごくキラキラしてる曲がつまった素敵なアルバム。マイスペースで彼女の曲がきけるので、きいてみてちょ。

2008年9月3日水曜日

アネット・メサジェ 「聖と俗の使者たち」

フランスを代表する女性アーティスト、アネット・メサジェ日本初の大規模な個展 「聖と俗の使者たち」が六本木の森美術館で開催中。こ、これはヤヴァイ!!!超カワイイ!!!

60年代から活躍する彼女は、最近では当たり前になったレディメイドのぬいぐるみとか雑誌やなんかとかを使ってアート作品をつくるさきがけ。"フランスを代表する"なんて小難しくていかにもつまらなそうだが、実際見るとそのキュートさに失神するよ!

これはことりちゃん

これはピノキオにでてくるクジラの体内をイメージした作品。部屋をうめつくす深紅のシルクの布が風になびいて、超絶ウットリするくらいキレイ。

あとはどうぶつの剥製にぬいぐるみの頭部をかぶせて、ブランコにぶらさがってたり。そのチョイスが絶妙で、あああなんてかわいいのかしら。ファンシーでないヨーロッパのカワイイはグロテスクで血なまぐさい。

映画「崖の上のポニョ」


奈良県天理市内のイチゴ畑で発見された「ポニョ」だそうだ。


映画「崖の上のポニョ」をけっこう前にみてきた。賛否両論あるみたいだが私は1時間40分の上映時間のうち、軽く1時間くらいは泣いてたね!!

といっても話の筋に感動したんじゃなくて、主人公のこどもらがあまりにも活き活きとしているので自分が子供だった頃を強制的に思いださせられたからなんです。

この映画で象徴的なのが大人の男の不在で、子供と女と老人とモノノケしか出てこない。ストーリーとしては宮崎アニメに誰もが求めるヒロイックな盛り上がりがなく、なし崩し的に進んでいくので物足りないという意見があるのはわかる。宮崎駿自身もNHKのドキュメンタリーで「話が作れない」とものすごく悩んでいたそうだし。

でも、だからこそ宮崎駿が伝えたいと思っているメッセージがむきだしになっていて、ものすごくストレートに伝わってくる気がした。母と子とか、親同士の契約、つまり婚姻的なものとか、人は老人になるにつれて子供に帰って行くのだなとか。そのむきだし加減に涙があふれてとまらなくなって困った。

いっぽう、一緒に行った人は寝てました。そういう時って明かりがついてからどうしていいか困るものだ(よくある)。

2008年9月2日火曜日

納涼船サイコー

さいとうの心のオアシスことホッシー夫妻と東京湾納涼船にのってきた。


このイカシた入口をくぐり抜けると、フェリーのような大きさの船が待ち構えている。料金はビール飲み放題つきで2500円。平日だと浴衣着用で1500円になるので張り切って浴衣を持っていったが、松坂屋のトイレの更衣室で1時間格闘しても自分で着られなかったので泣く泣くあきらめたのはヒミツだ。

船の中にはこのようにたくさんの食べ物がやるきなく売られている。ミセスホッシーはミニたいやきを買った瞬間に床に落としてしまったのだが、お姉さんをバンビのようにせつないまなざしで見つめたらもうひとつくれた、と報告してくれた。

トルコアイスまであった!

ふつうに船にのりこんでビールを飲むだけでもたのしいが、実際走りだすと超気分がこうようしますよ!しかもお台場で打ち上げられている花火も(勝手に)楽しむことができる。超たのしー

しかも船が沖にでると工場地帯の巨大なクレーンが見えるので工場萌えの方にも、そして羽田空港の近くでは頭上を飛ぶ飛行機が見えるので飛行機マニアの方にも、あらゆるマニアのニーズを満たしたすばらしい景観が味わえるのだ!!これは乗るしかない!!9月おわりくらいまでやってるのでゼヒ