2009年6月28日日曜日
お買い物中毒な私!
帰ってきました。飛行機の中で映画「お買い物中毒な私!」を見る。
いわゆるスイーツwなロマンチック・コメディだが、この作品がちょっと違う点は製作が「ビバリーヒルズコップ」から「パイレーツオブカリビアン」まで、いわゆるハリウッド的なブロックバスター・ムービーの始祖ともいえるプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーというところ。
主人公の娘はカード破産寸前の買い物中毒。いくらお金がなくても、お店に入って買い物するのをやめられない。偶然に偶然が重なって経済専門誌の編集者をすることになった彼女は、イギリスなまりのハンサムなボス(NYの御曹司ということが後に発覚)にバックアップされて書いたコラムが世界中で大人気になり、一躍シンデレラガールに。しかしそこに忍び寄る恋のライバルと借金取りの影。彼女のロマンスやいかに
という頭痛がしてくるようなストーリーですが、テンポがよくて退屈せずに見られる。主人公はその場しのぎの嘘はつくけど正直な性格で、思ったことを何にも考えないで口にするだけで周りのみんなに(ノキアの社長にまで!)愛されていく。これは”努力は面倒くさいからしたくない。私の本質はこんなに素晴らしいんだから、見る目のある、できればお金持ちの誰かが見抜いてちやほやしてくれないかしら!”というスイーツの幻想の極みではないでしょうか。さすがブラッカイマー
意外とCGがスゴいと思ったらILMだった。ショーウィンドーの中から動いて話かけてくるマネキンが多分フルCGな気がするんだけど、なめらかで違和感ゼロでかなりぎょっとした。これはすごい。あと、アメリカのこの手のやつって、人物のバックグラウンドとか社会風刺とかをさらっと盛り込むところがにくい。破産手前の彼女とアメリカを重ね合わせたりとか。スイーツな女子とデー○の際はおすすめです。
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